2012年01月31日

和牛繁殖農家さんでの移植

 こんばんわ、毎日寒いです。3日で除雪用ローダーの燃料がなくなる勢いで雪が降ってます。あ〜あ。
 今日は、工場の仕事が一段落してから和牛繁殖農家さんに移植に行ってきました。和牛に和牛の受精卵を移植してきました。和牛の遺伝的能力を最大限に生かせるのは6産目くらいまでなので、ある程度高齢の和牛には移植してもらうようにしています。和牛の経産牛は意外に良く受胎します。農家さんの管理にもよりますが、人工授精とほとんどのりそりありません。皆さんにもお勧めします。
 でも、寒かったー、融解した受精卵が凍ってしまうのではないかと心配するぐらいでした。でも以外に牛の受精卵は強くて、−5度くらいまでなら平気みたいです。
 高齢牛の場合、血統も古くなるし、産子の遺伝的な力も落ちているし、おまけに小さいことが多いし、販売には不利です。和牛繁殖農家のみなさん、もっと受精卵移植技術を活用してください。料金だって最近は意外に安いです。なんならお問い合わせください。
 正直、原発事故以来獣医診療が思うようにできていません、それどころか自分の農場の牛ですら空胎牛が多いです。近隣の農家さんごめんなさい、あと少しでスケジュールどおりに仕事ができるようになると思います、それまであと少し我慢していてください、申し訳ありません。
 最近、除雪でくたくたなので、きょうはこのへんで・・・。
posted by tsunodamilk at 20:54| Comment(0) | 受精卵

2012年01月30日

定期のワクチン接種

 こんばんわ。今日も冷凍庫の中です。
 今日は、定期のワクチン接種の日でした。近隣の農家さんがセリに出す牛のワクチン接種をしているのですが、ワクチンの効果を本当に農家さんは分かっているのでしょうか?口では説明しているのですが、説明不足もあり、セリに出す以外の牛にもワクチンを打ってくれという農家さんはまずいません。それとも、費用が掛かりすぎるからなのでしょうか?
 私的には、ワクチンぐらい農家さんが自分で注射してもいいような気がするのですが、そんなことを言うととんでもないところからきつーくおしかりをうけるかも・・・。
 本当に、農家さんのことを考え、家畜の免疫のことを考えるのであれば呼吸器病のワクチンは鼻腔や口腔に噴霧するタイプのものがあれば一番いいのですが、まだ日本では認可されていません。これも、獣医師や製薬会社の既得権益を守るため?
 でも、月に一度でも各農家さんのところを回らせてもらうと、ここを変えればもっと牛がよくなるのになーというところが、各農家さんごとに見えるのですが、農家さんも手いっぱいで仕事をしているのでこれ以上あれしてこれしてとも言えずに毎回帰ってきます。農家さんが、もっと時間的に余裕を持って仕事ができるようにしていかなければと今日も思いつつ、帰ってきました。農家さん、何がどうしてそんなに忙しいのか考えましょう!!!
posted by tsunodamilk at 20:46| Comment(0) | 家畜診療

2012年01月29日

会津の農家さんでの採卵

 こんばんわ、寒いです。南会津はすっかり冷凍庫の中です。雪も昨日から60センチぐらい降っています。
 先日、農家さんのところで採卵してきました。この農家さんは知り合いの獣医さんのお客さんなのですが、家畜保健所さんが今まで採卵助手をしてくれていたそうなのですが、今年からはそれをやめたそうで、私のところに一緒に採卵してくれないか?という話がまあってきたのです。
 過剰排卵処置は、E2で卵胞のウエーブコントロールしたのちアントリンR(合計13AU)で行いました。本当はアントリンSの合計13AUで処置してくださいと知り合いの獣医さんには頼んであったのですが、間に合わなくてRで処置してしまったみたいなのです。私の経験ではRの少量による漸減投与は卵胞は発育するのですが排卵まで至らないことが多くて、あまりお勧めできないのですが・・・・。
なんと、今回は回収卵29個中正常卵28個と、ひじょーに良い成績でした。農家さんも大喜びで、知り合いの獣医さんの顔をつぶすこともなく、本当に良かったです。卵回収後、新鮮胚移植を知り合いの獣医さんにお願いし、私は家畜保健所の凍結機を借りて胚を凍結し、農家さんに25個の凍結卵を渡してから帰ってきたのですが、なんかいい仕事をしたねーという、満足できる一日でした。
 でも、これからもっとこんな仕事が増えてくるようだと、会津の畜産の未来も明るいのですが・・・、いや、みんなで明るい方向に行くように頑張りましょう。
posted by tsunodamilk at 20:37| Comment(0) | 受精卵