2012年03月28日

経産ホルのsort90での採卵

 こんばんわ。今日は雨が降ったり雪が降ったり、はたまた晴れたり、忙しい天気でした。
 今日、経産ホルの採卵をしました。以前からsort90での採卵はしていたのですが、今日の採卵で大体今のプログラムに自信が持てました。今日の結果は5/5だったのですが、使用したのはランカスターの人工授精用の精液を各角に1本づつの経2本です。sort90での採卵で正常卵が取れない話をよく聞きますが、今やっているプログラムは、定時受精できるので結構楽です。ブログにそのプログラムを書くのが難しいので、興味のある方はメールでお問い合わせください、解りやすくまとめたものを返信いたします。ちなみに、和牛の過剰排卵プログラムも定時受精でやっているのですが、まず未受精ばかりということはないです。
 採卵して、新鮮で移植しようと思っていたのですが、あまりにも受け牛の状態がよくないので、凍結したのですが、乳牛の卵は和牛に比べると、凍結に弱いような気がします。発育ステージの若い物はいいのですが、胚盤胞までになってしまっていると今の耐凍剤ではかなり無理があるような気がします。(ガラス化すれば一番いいのでしょうが、融解が面倒だし)何かいい耐凍剤があれば、乳牛のメスを作ることが本当に簡単になるのですが・・・。
 今、新しい耐凍剤も試してはいるのですが、乳牛の採卵自体少ないのでなかなか結果が出せません。和牛卵では胚盤胞でも6割程度の受胎率になっているのである程度自信はあるのですが・・・。しかし、安定した受胎率を得ようとすると、越えなければならないハードルがいくつもありますが
やりがいはあります。少しずつ乗り越えていきましょう。 

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posted by tsunodamilk at 21:22| Comment(4) | 受精卵

2012年03月26日

繁殖って不思議

 こんばんわ。春の嵐っていう天気です。べたべたの重い雪がぼさぼさ降ってます。
 また、変なタイトルですがこれは実感です。こんなことを書いてしまうとツキが逃げてしまうかもしれないのですが、最近の移植、ものすごく受胎率がいいんです。経産牛で8割、未経産だと9割以上受胎しています。なんか神がかり的なものを感じます。でも、悪いときは3割程度のこともあるのですが、いい時はいいんですよね。でも、一年を通してみると6割程度の平均的な受胎率になるんですから、繁殖って不思議です。不思議っていうより、解らないです。何も変わったことをしているわけではないのですが、どうしても偏りが出てきます。オスが多いときにはオスばかりだし、メスが出始めるとメスばかりになるし。事故が多いときには…、事故がないときには・・・。
 なんかしらの原因はあるのでしょうが、解らないことが多いです。だから面白いのかも?成績がいいうちにどんどん移植しようと思っています。それから、どれだけ時間がかかるかわからないですが、少しずつ原因を追究していきたいとも思っています。
 大学の恩師に、記録をしっかり残して結果を考察して初めて仕事が完結するのだから、「記録はしっかり、丁寧にとりなさい」と言われたのをいつも胸にしまってあるのですが、忙しさにかまけなかなかできていません。初心忘るべからずですね。いつもブログを書いていると、自分の悪いところを再確認させられます。それもブログのいいとこなのかもしれないですね。明日からは、もっと丁寧に記録を取りながら仕事します。

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posted by tsunodamilk at 21:52| Comment(0) | 受精卵

2012年03月23日

分娩、助産についてB

 こんばんわ。週末また雪の予報が出ていてがっかりです。でも、確実に春の足音が聞こえています。仕事のことでも、春が来るように頑張りましょう…、自分に言い聞かせて。
 さて、分娩助産についてですが、今日は母体の背中側に子牛の腹がある場合です。通常、子牛が頭側から出てきていても母体の背中側に子牛の腹がある場合、産道には足しかありません。足だけなので、お尻から出てきていると勘違いして、いくら引っ張っても、子牛は出てきませんので注意してください。助産するときに一番大事なのは、最初に母体と子牛がどのような位置関係になっているかを正確に知ることです。前回の時に、頭からきているか足からきているかの違いについては見分け方を書きましたよね。前足が2本出てきているけど、頭がないときは、頭が産道の下にあるのか上にあるのかを見極めなければなりません。手を深くまで入れて、頭を確認できればいいのですが、できないときは足を引っ張りだして爪の向きを確認するか、関節の曲がる向きで頭の位置を推測します。頭が下にあるようなときは、2本の足を引っ張れるだけ引っ張って、足の間に1メートルぐらいのある程度の太さの棒をはさみ、ロープで固定し、棒をハンドルにして子牛を回転させます。お尻から出てきている時も、同じ方法で子牛を回転させます。言い忘れてましたが、子牛の体勢異常の整復は、当然親牛が立った状態でないとできないので、親牛を絶たした状態で行います。頭が産道の上になるように整復で来たら、陣痛がないときに子牛をある程度押し戻して、頭を産道の中に入れてやります。これは、前回書いたとうりです。牛の産道は、横から見ると「へ」の字になっているので、母体の背中側に子牛の腹かある状態だとかなり無理をしないと子牛は出てきません。また、産道を後ろから見ると、「卵形」をしているので、親の腹と子牛の腹が全く同じ方向を向いているよりは、15度ぐらいずれていたほうが子牛の骨盤が、すんなり産道を通ったりします。よく、子牛の腰の所で引っかかってなかなか出なくて、時間がかかってしまい子牛をダメにしてしまった話を聞きます。子牛の腹が出たあたりで臍帯は大体切れます。臍帯がつながっていたとしても産道の中で圧迫されて、血液の供給はなくなっています。ですから、腹まで出てしまったらできるだけ早く子牛を出さなければならないのですが、もし子牛の骨盤が引っかかっているのかな?と思ったときは両足を引っ張るのではなくて片足だけを引っ張ってみて下さい。少し角度が変わって意外とすんなり出てきます。それから、お産の時は緊張しているので、かなり時間がかかってしまったと思っても、意外に大したことかかっていないことが多いです。自信を持って助産してください、それが大切です。

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posted by tsunodamilk at 21:57| Comment(0) | 牛のこと