2012年07月09日

一番草の放射性物質検査

 こんばんわ。なんか今年は空梅雨なのでしょうか?それとも、これからどか〜っと降るのでしょうか?
 一番草の調整が終わり、福島県による放射性物質の検査結果が出ました。結果は、今年も検出せずだったのですが、どこにホットスポットができているか分からないので、乳牛への給与は今年も自粛しています。
一般の酪農家であれば、お墨付きを頂いて自信を持って給与できるのですが、家では自社製品の安全性を第一に考え、当面の期間(実際何年になるか分かりません)乳牛への自家牧草の給与は自粛しようと思っています。
 いかに低濃度であるとはいえ、これだけ広範囲に汚染されていると必ずホットスポットができるはずです。これからは、そのホットスポットをいかに早く発見し、いかに対処するかが大事になってくるのでしょう。今現在、自社農場は単独で原乳の県のモニタリング検査を週に一度受けていますが、事故直後の空間線量が一時的に放射性ヨウ素で高くなった時を除き、一度も放射性物質は検出されていません。それは自家牧草を給与していないからです。牧草地の中にホットスポットがあれば、そこで生育した牧草を給与すれば、必ず生物濃縮されて原乳から出てしまうと思います。
 ホットスポットの話をし始めると、どんなに除染しても、広範囲に汚染されている以上、また除染しなければならないところができてきます。農業にとって、言い換えれば人間にとって安全な食料を生産するためにいかに自然が大切かという事です。
 今、県内の酪農家の所有する牧草地を全て除染しようとしていますが、その費用は酪農家が一時的に肩代わりしなければいけないような方法で進められています。これまでの間、飼料代やその他の経費の増加で経営的に苦しくなっている農家にさらに一時的ではあるにせよ、借金をしろというのは無理だと思います。それよりなにより、牧草の種が何年も先まで品薄、もしくはない状態だとも聞きます。本当に福島の農産物を安心、安全なものにしようと思えばやっぱり国が動かなければできないと思います。国を動かすためにはもっと農家が騒がないといけないと思うのですが・・・・・。農業団体や行政におんぶにだっこの状態で、賠償問題を解決しようと考えていること自体に無理があるような気がします。

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posted by tsunodamilk at 20:57| Comment(0) | 放射性物質

2012年07月06日

賠償問題

 こんばんわ。なんやかんやでご無沙汰しています。
 全農がようやく羊、ヤギに関して賠償請求の方針を明らかにしてくれました。羊の今年生まれた子供については一頭当たり6万円、親のメス羊は12万円、親の牡羊は10万円、それと一日当たりの餌代手間代として一頭当たり一日130円だそうです。山羊に関しては賠償請求せずだそうです。全農が取りまとめたこの基準、ど〜考えても納得いきません。国は原発災害以降、羊や山羊を屋内で飼う事と全く汚染されていない飼料を与えることを求めていたはずです、どうやって飼えば一日130円で収まるのでしょうか。それに、今後何十年も放牧できない地域では、羊、山羊の飼育は無理です。常識的に考えれば廃業補償もあってしかるべきだと思います。和牛の肥育の賠償方法では、肉の等級に関係なく、1日8百何十円ものお金を支払いながら、頭数が少ない家畜については、どうせ個人的には請求を出せないだろうから、このあたりで泣いてもらおう適な請求方法のような気がします。
 全農が出した方法ですが、基本的には農水省の意向も踏まえてのことだと思います。賠償問題については、全く原発事故とは関係のないような日本各地の団体、企業がどうでもいいことをこじつけて、賠償請求し、賠償金をもらっている話もよく耳にします。こと、各省庁の天下り団体であったり、第三セクターで運営されているようなところにはかなりのお金が下りているみたいです。
 何か事が起こると、それに便乗して得を取る人がいることは確かですが、賢い人たちは合法的にそれをやってのけます。こんなことがいつまでもまかり通っていいのでしょうか?


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posted by tsunodamilk at 21:02| Comment(0) | 放射性物質