2012年10月31日

牛に生薬?

 こんばんわ。とても寒いです。秋からすぐ冬になってしまいそうです。
 今日、田村薬草という会社の方が来られ、牛に甘草を食べさせた時の効果についていろいろ伺いました。これまで、牛に鍼灸を施すことは知っていましたが、牛に漢方薬を与えた時の効果については聞いたことがありませんでした。繁殖障害や発育促進、抗ストレス作用と免疫機能の正常活性化等々、様々な症例において良好な結果を得ているようで、大変興味深かったです。
 家では採卵する前に使用してみようと思います。正常卵率や回収卵数に差が出てくるのか楽しみです。12月末日までにはある程度の傾向が分かると思いますので、また書きます。
 でも、新しいことを試してみるときって、なんかわくわくします。ただの、新し物好きでしょうか?
posted by tsunodamilk at 19:40| Comment(0) | 牛のこと

2012年06月02日

ミルク給与の基本

 こんばんわ。やっと5月も終わり、五月病から抜け出せそうな、温かい夜です。仕事は基本的に、思うようにいかないのが常なのかもしれませんが、動物相手はなおさら思うようにはいきません。まあ、そこを楽しまないと畜産はできないのかもしれませんが、早くシステマティックに仕事ができるようになりたいです・・・トホ!
 さて、今日はミルク給仕の基本について少し書きたいと思います。今回の話は、和牛子牛についての話ですので、ホルやF1ではそこまで気を遣わなくてもいいと思いますが、基本は同じなので参考にしてください。和牛子牛でもホルでも初乳は飲むだけ飲ましていいと思っているのですが、和牛子牛は特に初乳からミルク(人工乳)に切り替えるときには、少し注意しないと下痢の原因になります。家では朝夕2回の給仕なのですが、だいたい2日かけて初乳からミルクに切り替えています。例えば、初乳を2.5リッター飲んでいた子牛は、最初はミルク0.5リッターに初乳1.5リッター、その次はミルク1リッターに初乳1リッター、その次にミルク1.5リッターに初乳0.5リッター、それからミルクだけで2リッターを1週間ぐらい続けてから、ミルクの増量に入ります。増量も0.25リッターぐらいずつ増やしていくのですが、1回増やしたら、3日間ぐらいは同じ量で様子を見ます。そして問題がなければ生後1か月ぐらいまでに最低でも、1回に3リッターぐらいは飲ませるようにしています。
 ミルクを飲んでる時の牛の状態(ミルクの飲みっぷり)を観察するのが、一番子牛の健康状態を見れるような気がします。この時の観察を大切にしてください。ミルクをやる時の基本として、決まった時間、決まった温度で、決まった量を飲ませるとよく言いますが、これって実は本当に大事だと思います。それと、ミルクを与える前に、食道反射を促進するために30秒でいいので、これからミルクを飲むんだという事を子牛に認識させてください。それから、子牛も運動することによって腸管運動がよくなり、消化を促進します。ある程度、広いスペースを与えて運動させてください。
 生後2週間ぐらい過ぎると、子牛は口元がさみしくなって、噛み噛みする物を探し始めます、良質なやわらかめの乾草を少し与え、スターターもこの時期から与え始めるとすんなり食いつきます。運動やスターターの食いつきのことを考えると、生後2週間ぐらいから群飼してしまうのも一つの方法のような気もします。ただ、群飼する時にはミルクの量だけは十分量与えてください。この時栄養水準が低いと、病気に対しての抵抗力が極端に下がってしまい、良い結果が得られなくなります。言葉で、十分なミルクの量と言ってもどの位が十分か良く分からないですよね。目あすとして、ミルクを飲み終わって、同じ群の牛たちと一通り騒いだら、2〜3時間ぐらい寝ているようなら、十分です。もし足りていない時は、少ししてから起き上がり壁をなめたり、ひどい時にはなかなか寝ません。
 これは、ミルクを飲んでいる時だけではないのですが、特にこの時期だけはお腹を冷やさないようなとこを作ってあげてください、下痢をする頻度がかなり違いますし、当然発育も違います。
 もっと注意点があるのかもしれないのですが、いま思いつくことを書きました、また思いついたら書き足します。
posted by tsunodamilk at 21:30| Comment(0) | 牛のこと

2012年05月11日

ミルクについて

 こんばんわ。寒い日が続いています。
 人工哺育するときに使うミルクについて考えたことありますか?本来、人工哺育の始まりは乳牛においてお乳は売るもので、子牛に飲ませるのはもったいないので、子牛を人間が作った代用のお乳で育てるようになったのが始まりです。当初は、薄めた牛乳に色々なものを添加して牛の育ち方を見て改良を加えていたみたいです。アメリカでは農務省がミルクの良し悪しをカードの出来具合で判定していたみたいですが、日本ではいまだに公の機関での認可制度みたいなものはありません。日本では成分さえ表示以上になっていれば、流通できるみたいです。
 実際に今流通している日本のミルクは、ベースは輸入された脱脂粉乳で、そこに様々な脂肪と蛋白と添加剤を加えたものです。製造工場も3,4社しかなく、パッケージと添加しているものを少し変えて流通しています。
 そのミルクを使って、親に付いている子牛以上の発育をさせることができているか?・・・・やっぱり親にはかないません。牛舎環境も子牛の場合大きく影響するのでしょうが、ある程度の発育が期待でき、病気の発生率が少なく、省力化できる点で、私の所では全酪連のミルクで強化哺育をしています。他社のミルクが悪いという意味ではなく、私の所の牛舎環境、飼育方法と全酪連のミルクが相性がいいのでしょう。
 どうも子牛の発育が悪いとか、病気の発生率が多いといった時は別なミルクを試してみるのも一つの方法だと思います。各社それぞれ特色のあるコンセプトをもって、使っている脂肪や添加剤を選んでいるようですから。それと、あまり頼りたくはないのですがうまく添加剤を利用するのも一つの方法だと思います。ミルク選び、添加剤選びで悩んでいる方があれば相談してみて下さい。


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posted by tsunodamilk at 21:37| Comment(0) | 牛のこと